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ヤノベケンジ

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ヤノベケンジ「タワー・オブ・ライフ」。
前回のエントリで触れたので、紹介。

彼は子供の頃に見た、70年の大阪万博をモチーフにした映像作品を
その「六本木クロッシング展」に出品していた。
彼は万博タワーが開催期間後に解体され、
てっぺんがクレーンで下ろされてゆく様子を見、
それを「落下する未来」と感じた。
未来都市の廃墟に入ってみると、そこには未知なる植物が
力強く自生していたというコンセプトが、上の画像の作品だ。


08.jpg

落下する未来。

未来都市は廃墟となり、危険なのでアトムスーツを着なければならない。
ヤノベはアトムスーツを着込んで、仮想現実の70年代大阪万博を、
仮想現実の未来から追いかける。
当時べ平連で、ヘルメットひとつ被って太陽の塔に登り、
3週間立てこもった「佐藤さん」のインタビューを交え、
彼は「佐藤さん」の行動を追体験しようとする。
アトムスーツで万博会場跡地へ向かい、
”落下した”未来廃墟で植物を見つけ、
佐藤さんがしたように、時代を追体験するように
太陽の塔へ昇り、左目に腰掛け、手を振った。

「佐藤さん」は現在、札幌で下着ショップを経営している。
当たり前だが架空の人物である。

1970年、人々は未来を夢見ていた。
ドラえもんの連載が始まったのもこの頃。
その頃の未来の憧れ、高度成長期を経た技術の躍進、
そして大阪万博の太陽の塔の中に存在した生命の木、
そんな今では失われた希望のようなものを感じた。

それから36年、愛知万博はどうなんだろうか。
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  1. 2005/07/02(土) |
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クサマトリックスと六本木ヒルズ

0403_01_kusamatrixs.jpg

森美術館つながりで、以前行った草間彌生展のことを。
この時が初めての六本木ヒルズ来訪でした。
2003年3月中旬。

当時はまだ話題の新スポット。
都市のスクラップ&ビルドの象徴として登場した森ビル。
東京以外では見られないような、無機質かつデザイン性のある
大きくそびえたつビル群。

そこに突如ぽつぽつと現れる赤い水玉模様の物体。

クサマトリックスは環境に溶け込む。
展示される美術館によって、森に潜んだり、池の中から顔を出したり、
コンクリートの上に落ちていたり。

内臓みたいに妙に有機的なクサマトリックスが、
無機質なコンクリートの上に落ちている。
不思議な光景だった。
窓から外を見ると、景色はミニチュアサイズ。
現実味が無い。
東京に住んだことの無い田舎ものの私は、近未来を感じた。

『日本の首都、東京』ではなく、
『近未来都市TOKYO』的な。

そう感じたのは寧ろ同時開催していた「六本木クロッシング展」
に展示されていた、ヤノベケンジの「アトムスーツプロジェクト(映像作品)」
のせいかもしれないが。

その日以来、私は漠然とこの街に憧れを抱くようになった。
つまりそれだけ影響があったという事。
絵は額縁が大事だというけれど、展示する空間は重要です。


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ちなみにコレは札幌にある近代美術館「芸術の森」。
きっと雪の中にあってもはっとさせられるだろう。
雪の中、水の中、コンクリートの上、
この赤い物体は生命力が強くて、過酷な環境の中でも、
どこでも生きぬいている感じがする。
そして増殖してゆくんだ、きっと。
  1. 2005/07/02(土) |
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